こんにちは、ママ先生です。
いやぁ、女子バレーボールは惜しかったですね。でも負けた2試合とも全力を尽くしたいい試合でした。……いかん、いかん、ダンススタジオのブログなのに、スポーツ観戦のブログのようになってしまいました💦 先日、女優の伊藤沙莉さんがTVに出演していました。伊藤さんは９歳で子役として芸能界デビューして、ここ数年で数々の賞を受賞してきた演技派の女優さんです。彼女が夢をかなえるために必要なことについて聞かれると「気長さ」と即答しました。伊藤さんは、特に事務所に入りたての頃に、社長から「焦るな、はやるな」と言われたそうです。例えば、同世代の子がバーンと売れたりすると、焦ってしまう人もいるけど、「そういう感情は本当に必要ないものだ」と教えられて、周りのペースに流されずに自分の歩幅で歩んできた結果、20年経った今、女優として花開いています。言葉にするのは簡単ですが、なかなかその境地には立てないなぁと感心しました。そして、これはバレエやダンスやヨガにも通じる考え方だなぁと思いました。 人は皆、何かを始める時には必ず目標を立てたり、このようになりたいという理想の姿を描いたりします。これはとても大切なことですが、人はどうしても性急に結果を求めてしまいがちです。頑張り屋さんであればあるほど、なかなか理想に近づかない自分の姿に焦ったり、自分には向いていないと諦めたり、思っていたのとはちょっと違ったと放り出したり…。でも何事もそんなに簡単にできる物ではありませんよね。逆に考えれば、なかなか理想に到達できないものだからこそ奥行きを感じて、やりがいに繋がるのだと思います。今スタジオで頑張っている皆さんの中に、「全然体が柔らかくならない」とか「バレエのポジションになかなか入れられない」など、周りと比較して焦っている方がもしいらっしゃったら、ぜひ伊藤さんの境地に立って、気長に頑張ってください。少しずつ成長していく自分を褒めながら、楽しく踊ってくださいね。…なんだか最近は少し重い話題が続いてしまったので、最後に、ロンドンの博物館の前で見かけたパーカーの不思議なプリントを紹介して終わります。イギリス人が得意げに着ていたけど、これって「問題ない」？（笑）
