こんにちは、ママ先生です。
昨日、以前ブログ(タイトル…ジャンルを超えて)で紹介したドキュメンタリー映画「コールミーダンサー」を観てきました。私が想像した以上に面白かったです。主人公のマニーシュが、プロのダンサーを夢見て成長していく姿が丁寧に描かれていました。ストーリーが進むにつれて、踊りも身体つきも顔つきもどんどん変化していきます。実話なので奇跡のようなサクセスストーリーではなく、社会の厳しい現実が次々に彼を襲いますが、マニーシュは決してひがんだり絶望したりせずに、屈託ない笑顔を見せながら踊り続けていきます。ぜひ皆さんもそんなマニーシュに会いに映画館を訪れてください。この近辺では新宿と横浜で上映しています。 「厳しい社会の現実」といえば、映画の中でこんなシーンがありました。マニーシュの師匠が、なんとかプロの仕事に就かせようとオーディションを探し出し、マニーシュは懸命に踊ります。感触は良好。最後にプロデューサーは「あなたは今回の踊りにピッタリだわ。」と言いますが、「でも今はダンサーが足りていて、あなたを雇う枠がないの。」と言う残酷なひと言を…。帰りのタクシーの中で、マニーシュは師匠に「雇う気がなかったのに、なんでオーディションを受けさせたのだろうね」とポツンと呟きます。このシーンを見た時に、私はあることを思い出しました。それはめぐみが留学中に、ヨーロッパでの就職を視野に入れて受けたオーディションでの出来事です。めぐみは手始めに、豪華客船で踊るダンサーのオーディションを受けました。とてもいい感じで踊れて手ごたえを感じていたのに「あなたが一番素晴らしかったけど、悪いけど今はアジア人は必要としていないの。」と言われて落とされました。その時はポジティブなめぐみも「じゃあ、最初から対象外ですって断ればよかったのにねー。」と、さすがにぼやいていました。これがもし第一希望のカンパニーだったらショックですよね💦 その他にも怪我のこと、コロナのことなどが、この映画を観てめぐみと重なって思い出されました。まぁ、私はダンサーの母として、ちょっと思い入れが強くなってしまいましたが、マニーシュの生き方を「一人の人間の歩み」として見るだけでも感動を呼ぶと思うのでおすすめの作品です。今日は鑑賞レポートでしたー🎵