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結果オーライ

こんにちは、ママ先生です。

前回の予告通り、今回はめぐみ先生の留学オーディションにまつわるできごとを紹介します。めぐみ先生が中学3年の冬に、第一希望のセントラルスクールオブバレエのオーディションを受けました。オーディションは東京、大阪、広島、福岡で行われて、ものすごい人数が受けましたが、全体で合格するのは1桁という狭き門でした。セントラルはクラシックバレエだけでなくコンテンポラリーにも重きを置いているバレエ学校なので、受験科目はクラシックバレエとコンテンポラリーでした。オーディションは保護者は見学できないので、私はドキドキしながら待っていました。すると、オーディションが終わっためぐみがニコニコしながら戻ってくるではありませんか。そして「いけるかも。手ごたえあった❗️」という言葉が…。詳しく聞くと、バレエはそれなりに頑張って踊ったのですが、コンテンポラリーが絶好調だったらしいのです。コンテンポラリーのレクチャーと審査をしてくださったのが、なんとセントラルの校長先生で、その先生がめぐみの踊りをすごく褒めてくれたばかりか、新しい動きを説明する時にめぐみを呼んで、みんなの前で見本で踊るように指示を出したりしたそうなのです。「おー、校長先生に気に入ってもらえたのならば希望があるかもしれない」と期待が膨らんだのですが、結果は…不合格⤵️ ガッカリして帰宅しました。 ところが翌日に、オーディションの事務局を通して、校長先生からメッセージが届いたのです。内容は「めぐみさんはとても優秀で将来有望です。私は特にコンテンポラリーに才能を感じます。だから、めぐみさんはコンテンポラリーにより重点を置いているランベール(英語読みはランバート)に留学したらいいと思います。私はランベール出身で、コンテンポラリーを学んだので、もし希望するならば私がランベールの校長先生に紹介状を書きます。」というとても光栄なものでした。昨日のガッカリから一転して、私もめぐみも舞い上がって、その話をバレエの先生に相談しました。すると、先生はめぐみに「めぐはロンドンにクラシックバレエを学びに行きたいの?それともコンテンポラリー?」と聞きました。めぐみは「クラシックバレエを学ぶつもりでした。」と答えると、「それならばその話はお断りしなさい。私は今までに、めぐみだけでなくて目先のニンジンに飛びついて方向性を見失った人をいっぱい見てきています。」と一刀両断。結局、泣く泣くその話はお断りして、めぐみはバレエは今までのスタジオで学び、都立総合芸術高校の舞台表現科に進学してコンテンポラリーを学ぶことになりました。高校では、コンテンポラリー部で人生初めての体育会系の部活を経験して、その中で大きな賞を獲得するなど、とても素晴らしい経験をしました。 しかし、話はこれで終わりではないのです。高校生活が始まって、スタジオとの二刀流で忙しい日々を送っていた6月に、セントラル留学の事務局からこんな問い合わせがありました。「夏の短期留学にめぐみさんは合格していますが、その後申し込みがありません。どうなさいますか?」という内容でした。 …⁇ 私達には見に覚えがないので、事務局に聞くと、なんと事務局の人が、校長先生の直々のメッセージという異例の事態にバタバタして、めぐみが短期留学に合格していたことを私達に伝え忘れていたのです💦  短期留学に合格すると、その夏にセントラルで踊って、たいていの人はその後に長期留学できるという仕組みでした。え〜? セントラルは第一希望なので、それを知っていたら日本の高校には進学せずに、短期留学から長期留学に移行していました。なんということでしょう。 でも、その時点ではめぐみの高校生活がすでにスタートしていたので、短期留学も泣く泣くお断りしました。結果的には、高2の6月頃に、腕試しに送ってみたプロモーションビデオが評価されて、めぐみは高2の途中からめでたくセントラルスクールオブバレエに長期留学できたので良かったですが、2回もチャンスを逃した時には「ついてなさすぎる、縁がないのかなぁ?」と凹みました。「人間万事塞翁が馬」ということわざがあります。人生は何がベストなのかはわかりませんが、その時その時に全力を尽くすしかないのかもしれませんね。この話の結論としては、紆余曲折はあっても結果的に留学できて踊りの世界で生きているのだから大成功❗️ おめでたいめぐみと私です。

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