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若いうちに

こんにちは、ママ先生です。

今日も大人バレエを見学した時の話題です。流れている音楽の中に映画「サウンドオブミュージック」の一曲がありました。私は主演のジュリーアンドリュースが大好きなので、レッスン中に「サウンドオブミュージック」や「メリーポピンズ」の曲が流れると、個人的にキュンとしてしまいます。その時にふと「メリーポピンズ」の中にある「元気が出るおまじないの歌」を思い出しました。すると、あら不思議、50年くらい前に覚えたおまじないの言葉がスラスラと思い出せたのです。それは「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」という意味のない言葉でした。今では3文字のカタカナでさえなかなか覚えられないのに、昔に覚えたものは鮮明に思い出せるので本当に不思議です。そういえば、他のことに関しても同じことが言えるなぁと思い当たりました。例えばピアノ。私がバイエルを終えて、初めてきちんと弾いた曲が「人形の夢とめざめ」でした。 ←この曲は、なぜか給湯器で「お風呂が沸きました♫」という時に使われています(笑) もう50年以上前に弾いた曲なのに、私は今でも目をつぶっても弾ける自信があります(笑) それから小学生の時に覚えた世界各国の首都。担任の先生がゲームのようにして教えてくれたので、今でも国の名前が出ると、勝手に頭がクルクルと回転して首都が頭に浮かびます。 そしてこの特技?が、以前素晴らしい友情を生みました。…それは私が大学生の時の話です。我が家の近所に、アフリカから国費留学しているゴーベンさんという方がいらっしゃいました。その方は母国語の他に、英語、フランス語、日本語がペラペラで、帰国したら国を背負って立つようなエリートでした。あるホームパーティーで、私が何気なく「ゴーベンさんはアフリカのどちらからいらしたのですか?」と聞いたら「オートボルタという国です。」…その瞬間に、私の頭の中はいつものようにクルクル回転して「ワガドーグーが首都の国ですよね。」と反射的に言いました。すると、ゴーベンさんの目が大きく見開かれ、瞳には涙が溢れてきたのです。「日本に来て、オートボルタのことを知っている方に初めて出会えました。ましてやワガドーグーまで知っているなんて…。あなたに友情を感じます。」…私はまさかゲームみたいに覚えたとは言えなかったので、ひたすらニコニコすることしかできませんでした。…そしてゴーベンさんが帰国して何年か経った頃、我が家にペンキ缶のような大きな小包みが届きました。中身はココアで、差出人はゴーベンさん。カードには、「日本の親友のさやかさんへ、友情の印です。」とありました。とてもほのぼのした気持ちになりました。そして同時に「何がどう役に立つのかわからないなぁ」とも思いました。だからとは言いませんが、もしまだ脳みそがフレッシュな方は、今のうちにいっぱいいろいろなことを詰め込んでおくことをオススメします。これは物覚えがすっかり悪くなった私からの心からのアドバイスです(笑) 私も今からでも頑張って脳トレとかしてみようかしら?

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