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ローザンヌ

こんにちは、ママ先生です。

若手バレエダンサーの登竜門といわれる「ローザンヌ国際バレエコンクール」で、日本人ダンサー2人が5位と9位に入賞しました。例年、多くの日本人が挑戦して入賞しているので、日本のバレエのレベルの高さを実感します。めぐみ先生はローザンヌには挑戦したことはありません。でも同じスタジオではないけど同門の佐々木万璃子さんがローザンヌで3位に入賞した時のことは昨日のことのように覚えています。私はバレエとは違うところで個人的に繋がっていたので、佐々木さんとはよくバレエの話をしていました。ローザンヌに行く直前に、彼女から「踊りすぎて足の豆が潰れてしまってトゥシューズが履けません。練習したくてもできないので気持ちばかりが焦ってしまって…。」と打ち明けられました。頑張り屋さんの万璃子ちゃんだからこそ、その時はつらかったと思います。「今は神様がトゥシューズを履かないコンテンポラリーを練習しなさいって言っているのかもしれないよ」ということくらいしか言えませんでしたが「そうですねー。今はコンテを頑張ります❗️」と素直に受け止めて笑った万璃子ちゃん。そんな満身創痍の状況でローザンヌに臨み、見事に全体では3位、女性では最高位に輝いたのです。入賞の知らせを聞いた時には嬉しくて涙が前に出ました(笑) あとでテレビの放映を見た時に、もちろんクラシックのヴァリエーションも素晴らしかったのですが、私はコンテンポラリーの踊りに魅了されました。彼女は誰よりも曲調をとらえて「おもちゃ箱をひっくり返したようなイメージ」を自分で作り上げ、それはそれはチャーミングに踊っていました。「あの時にコンテを頑張ってよかったねー。」と、もう一度涙が前に出ました。佐々木万璃子さんはスカラシップを獲得して、イギリスのロイヤルバレエ学校に留学し、卒業後はバーミンガムロイヤルバレエ団を経てロイヤルバレエ団に所属し、今では金平糖(主役)を踊るなど活躍しています。あの吉田都さんと同じルートですね。もう気安く「万璃子ちゃん」などとは呼べないほどの雲の上の存在になってしまいました。あの時の、「逆境に負けずに今できることを頑張れた」万璃子ちゃんだからこそ、ロイヤルバレエ団でも昇りつめることができたのではないかと私は思っています。「いつかリリーダンススタジオの発表会にゲストとして踊ってくれたらいいなぁ」なんて夢のようなことをひそかに願っている私です🎵

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