こんにちは、ママ先生です。
今日は元オリンピック選手の関根花観さんの講演会を聴きに行ってきました。関根さんは、地元の町田市出身で、リオオリンピックで陸上1万メートル走の選手として出場した方です。今は引退して、子供達を対象にスポーツ教室や講習会を開催するなどして、将来の若者のために尽力されています。実は図師家と関根家は家族ぐるみのお付き合いで、私達は花観さんが中学生の頃からずっと応援してきました。だから関根さんの話すことは、全部自分達が体験してきたように思えるほどです。今回の講演は、①陸上を頑張る若者へのアドバイス、②夢をつかむために必要なこと、③オリンピック選手に育てるために親が心がけたこと、の3本立てでした。どれも興味深く、陸上とダンスの違いはあっても参考になる部分が多かったので、私も3回シリーズでご紹介します。お楽しみに❗️ さて、第一弾は①陸上を頑張る若者へのアドバイス についてです。 これに関しては、事前に関根さんに質問を書いた用紙に対して、関根さんが回答しました。ある質問は、「陸上選手にはどんな筋トレが効果的ですか?」でした。関根さんは即答で「いろいろな筋肉を鍛える必要がありますが、スポーツをする上で一番大切なのは体幹を鍛えることだと思います。強い体幹は姿勢を正しく保ち、歪みをなくすから、故障を防止することができます。また、体のブレを少なくするので、正しいフォームで走り続けることができるのです。」と答えました。これを聞いた瞬間に、「これはバレエやダンスにも当てはまる❗️」と思いました。スタジオが開設されて、日々レッスンを重ねる中で、一番苦労しているのが体幹(インナーマッスル)を鍛えることです。体幹がしっかりしていないとルルベで立ってパッセをすることはできません。どんなパをするにもきれいに踊るためには体幹の強さが必要なのです。ただ、これを鍛えるのはなかなか難しいのです。
実は、めぐみ先生もバレエを本格的に始めた頃に、体幹のトレーニングに苦しみました。なまじ筋力が強かったので、体の外側の筋肉を使って動いてしまうのです。それでは器械体操や新体操になってしまうと言われ、個人レッスンで1年近く、バレエシューズも履かずに、ただひたすら体幹を鍛える練習を繰り返しました。その訓練は地味だし周りから見たら成果がよくわからないので、ヤキモキしたものです。でも実際に体幹がしっかりしてくると、グランフェッテをやってもまったくブレずに、まるで電動ドリルでウィーンと穴を開けているような感じになります。きっとスタジオでバレエを習っている方は、体幹についての話に共感していただけるのではないでしょうか? 地味で成果がわかりにくいトレーニングですが、バレエやダンスを踊る皆さんも、体幹をこれまで以上に意識して、これからも頑張ってくださいね。