こんにちは、ママ先生です。
バレエ界では、スタジオ入りする時の挨拶は、たとえ昼であろうが夜であろうが「おはようございます」です。リリーダンススタジオでも「おはようございます」と元気に声をかけています。大人の生徒さん達は明るく挨拶してくださいますが、キッズやジュニアの生徒さんの中には、きちんと挨拶できる人もいますが、ちょっと苦手な人もいるようで気になっています。日頃からあまり声を出して挨拶する習慣がないのか、「夕方なのになんで『おはようございます』なの?」と違和感を感じているのか…? やっぱりレッスンを気持ちよくスタートするためにも元気よく挨拶する習慣を身につけてほしいなぁと思っています。 以前、ドイツのミュンヘンを訪れた時にこんなことがありました。道を歩いていると、すれ違う見知らぬドイツ人が皆、小さな声で何かささやいているのです。「なんだろう?」と思って、現地に住んでいる日本人の知人に聞いてみました。すると、その言葉は「グリュースゴッド」どいう言葉で、バイエルン地方で使われているそうです。意味は直訳すると「あなたに神のご加護がありますように」で、英語の「wIth god」と同じ感じです。この言葉は挨拶に使われて「おはよう」「こんにちは」「ごきげんいかが?」「いらっしゃいませ」など万能に使われます。イタリア語の「チャオ」みたいな感じでしょうか? 私が感動したのは、その言葉の響きの美しさです。「グリュースゴッ」のように語尾が消えるので、小鳥のさえずりのように聞こえました。私はそれまでドイツ語は固くて強く聞こえる言語だと思っていましたが、すっかり印象が変わりました。 すると知人が「すれ違う時にあなたも言ってみたら?」と勧めてくれました。ちょっと恥ずかしかったけど早速試してみたら、みんなステキな笑顔を向けてくれたのです。とても温かい気持ちになって、ドイツをますます好きになりました。 挨拶の言葉一つで温かい気持ちになったり心の距離が縮まったりするなんて素晴らしいとは思いませんか? リリーダンススタジオでも、ぜひみんなで明るく挨拶を交わして、心を通わせていきましょう🎵