こんにちは、ママ先生です。
私は今、以前ご紹介した星野富弘さんの個展で、スタッフのボランティアをしています。連日盛況で、2日間で、すでに来客数が1000人を超えました。本当に素晴らしい作品が数多く展示されているので、お時間があったらぜひ足を運んでくださいね。中学生以下のお子様は無料なので、土日にでもどうぞお出かけください🎵 さて、私は出入り口付近の受付にいるので、鑑賞し終わった方々がよく話しかけてくださいます。「感動して泣いてしまいました。」とか、「私ももっと感謝の気持ちを持たなければと思いました。」とか。そして横には星野富弘さんの作品のショップがあって、多くの方が絵葉書などを買い求めています。当たり前のことですが、皆さんはそれぞれが心の琴線に触れた(心を打たれた)作品を選んでいます。見る人のその時の状況や心情によっても、心を動かされる作品が違ってくると思うので、感動に普遍はないのだと感じました。その時その時にこみあがる感動を、素直に感じ取れたらステキですよね。 そういえば、ずいぶん前に、私はピアニストの友人とパリオペラ座の「ジゼル」の公演を観に行ったことがありました。この友人はさすが芸術家で、ものすごく感性が豊かな方なのですが、公演が終わった直後に何気なく横を見たら、なんと声をあげて号泣しているではありませんか💦 周りの人達は何事かとジロジロ見るし、私はオロオロするばかり💦 友人は、「恋を実らすことができずに亡くなって、ニンフになったジゼルの切なさが伝わってきて、泣けて泣けて仕方なかったの。自分はそんなツラい恋を経験したことがないけど、踊りと音楽が琴線に触れたのね〜。」と言っていました。私は、「もう〜、そこまで泣く?」とか文句を言いましたが、心の中では、繊細な表現を感じ取って心を打たれた友人の感性の鋭さをうらやましく思ったことを覚えています。 このたび星野富弘さんの作品に触れて、私は日々の生活の中で「琴線に触れる」できごとに数多く出会えるように、心豊かに過ごしていきたいなぁと強く思った次第です。