メリークリスマス、ママ先生です。
先日「くるみ割り人形」を観に行った大人バレエの方々に、めぐみ先生が感想を聞いてみました。「とても美しくて感動しました。」「夢の世界のようでした。」というような感想が寄せられた中、Mさんは「会場が暖かくて、それに心地よい音楽が流れていたので、1幕はちょっとウトウトしてしまいました💦」 あらまぁ、でも2幕は、眠りへといざなう「花のワルツ」のメロディにも負けずに(笑)、しっかり観たそうです。皆さんに「くるみ割り人形」の舞台を楽しんでいただけたならば嬉しいです。 Mさんのこんなエピソードから、私はまた懐かしい出来事を思い出しました。それは、めぐみの留学中にロンドンに行った時のことです。我が家はミュージカルを観るのも大好きなので、ロンドンを訪れた時には必ずミュージカルの舞台を観に行きました。最初の年は「ウィキッド」、次の年は「マンマミーア」を観ました。そして最後の年はめぐみのお勧めの「巴里のアメリカ人」に行きました。でも、その年はめぐみがリハーサルの関係で一緒に行けなかったので、図師家御一行は一抹の不安を抱えつつ会場に向かったのでした。すると、座席はなんと前から2列目のど真ん中。演者の息づかいまで聞こえる距離です。そして、舞台が始まりました。ところが、誰もストーリーをわかっていないばかりか、英語もちんぷんかんぷんなので、舞台で何が起きているのか??? そのうちに中年の女優さんが出てきました。セリフを言うたびにお客様は大爆笑。どうやらロンドンで人気のコメディアンの女優さんだったようですが、私達には何が面白いのかさっぱりわからず、とりあえずうつろな笑いで取り繕うのに必死でした。そのうちに睡魔様がヒタヒタと襲いかかってきたのです。「せっかく本場のミュージカルを観にきたのだから…」と、私は必死に眠気と闘いましたが、気がつくと目が裏返って(笑)、記憶が飛んでいたのでした💦 睡魔との格闘は本当に苦しかったです。結局、どんな内容だったのか全くわからないまま、舞台は終わりました。あとでめぐみに「面白かった?」と聞かれても「うーん、そうだね。」とお茶を濁した私です。実は今でも「巴里のアメリカ人」のストーリーをわかっていません。いつかリベンジしたいと思っているので、劇団四季とかでやる時があったら、誰か私と一緒に観に行ってくれませんか? その時はもちろん日本語版を楽しみましょうねー(笑)